『レインツリーの国』文庫版解説(山本弘)より、
たとえばアニメで、小牧と毬恵のエピソードが地上波で放送されなかったのは、毬恵が聴覚障害者という設定だったからなんです。毬恵のエピソードはTVではできません、ということがアニメ化の大前提だったんです。 ———『活字倶楽部』二〇〇八秋号「有川浩ロングインタビュー」 (中略) それではまるで、『図書館戦争』の中でメディア良化委員会がやっていることと同じではありませんか。『君の手がささやいている』みたく聴覚障害者が主人公の話がドラマ化されることもあるし、一概にダメ、ってことでもないんだろうけど。(どうせDVDの売り上げがメインの収益なんだから)制作側として「ややこしい話」をするのがめんどくさい、ってことなのかなぁ。
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